泡瀬ブルパーズ

泡瀬ブルパーズ出身のＯＢはいませんが．．．

毎日新聞社より

第８０回都市対抗野球大会（毎日新聞社・日本野球連盟主催、東京ドーム）第６日の２６日は２回戦３試合。第１試合は日立製作所（日立市）が９年ぶり２回目の出場の沖縄電力（浦添市）を８－２で破り、３回戦に進出した。

日立製作所（日立市）８－２沖縄電力（浦添市）

日立製作所が沖縄電力を振り切った。同点の七回に田中の適時打などで２点を勝ち越すと、九回には２死から中倉、大久保の連続適時長短打と二つの押し出し四球で４点を挙げて突き放した。沖縄電力は六回に池田の２ランで追いついたが、投手陣が踏ん張りきれなかった。

日立製作所・鈴木信人監督
投打ともすべての力を発揮できた。特に七回の２点が大きい。（バントヒットで足がかりを作った）丸山がよい仕事をした。

沖縄電力・大城哲也監督
まだ全国で勝てる器ではなかった。選手にも硬さがあった。監督がどっしりしていればよかったが……。

沖縄県勢初の九州第１代表として乗り込んできた沖縄電力の勢いを止めたのは、沖縄出身の日立製作所の投手２人だった。コザ高出身の先発・比嘉と、沖縄水産高出身で、この日は抑えに回った伊波。６回を投げ失点２の比嘉は「相手が相手で、少し力んだ。それでも試合は作れたので」と自ら合格点。一方、「あえて意識しないようにした」という伊波は３回を失点なしで締め、最後の打者を三振に仕留めるとガッツポーズ。それでも「沖縄の盛り上がりは知っていた。だから（ガッツポーズは）控えめにしました」。

沖縄電力の池田が六回、一時同点に追いつく２点本塁打を放った。日立製作所の先発・比嘉のスライダーをとらえ、東京ドームでは自身４本目となるアーチを右中間席へかけた。「二回の守備でのポテンヒット（日立市・大森の中前適時二塁打）は自分が捕れたので、何とかしてやろうという気持ちだった」。今季限りで休部する日産自動車九州から補強された２６歳の強打の内野手は「『最後の東京ドームになるかもしれない』と思って臨んだんですが……」。初戦敗退に肩を落としていた。


【日立製作所（日立市）・沖縄電力（浦添市）】七回表日立製作所１死二、三塁、田中が左前適時打を放つ（捕手・古謝）＝東京ドームで２００９年８月２６日、木葉健二撮影